いかなご

2007年3月12日 (月)

恐るべし、くぎ煮の威力

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先日いかなごゲットし、ようやく我が家にもが訪れた。

ところがその翌日の晩のこと、くぎ煮を食べながら突然ダンナが言った。

「これ、くぎ煮、明日S市のお客さんとこ持って行くわ。」 

   ・

   ・

   ・

えっ・・・!?

スミマセン。

聞こえなかったんですけど・・・

 

「世話になってる人やねん。明日持って行くから包んどいて。」 

 

ガーン・・・(T-T)

 

あんなに苦労して手に入れて料理したくぎ煮を・・・

あなたは営業ツールにするというのね・・・

いいの、いいのよ、悲しいけれど・・・

所詮、私は日影の女。

愛するあなたのためなら・・・耐えて忍んでみせましょう。

どこまでも・・・

うううっ・・・

   ・

   ・

   ・

どこへでも持って行きやがれー!

コノヤロー! 

 

(※ちなみにS市はイノシシで有名な、兵庫県中部の山間部。逆立ちしたっていかなごは手に入らない。)

 

それより、また明日から『いかなご求めて三千里』のジプシー生活だよ・・・

   ・

   ・

   ・

その翌日の晩、ダンナが帰宅するなり言った。

「いかなご、めちゃくちゃ喜んでくれたわ~」

そりゃそうだろ、このいかなご大恐慌時代くぎ煮が勝手に歩いてやって来たんだからさっー_ー;

 

「でな~お前、驚くなよ~お返しに米もらったぞ~ほらっ!」

Dsc04681 米30kg×2・・・

なんと・・・

 

合計60kg!!!

 

くぎ煮→→→米60kg!!!

 

恐るべし、くぎ煮の威力・・・

 

そしてダーリンの営業力にも・・・

 

参りました・・・<(_ _)>

 

  

あと5kgくらい炊こうか?くぎ煮。

いらん?

 

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2007年3月10日 (土)

いかなご争奪戦終結!

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みなさま、大変長らくお待たせしました。

熾烈ないかなご争奪戦もついに終結。

そうです!

長かったジプシー生活に別れを告げる日がやってきました。

じゃじゃ~ん! 

いかなごゲット~~~

Ikanago_018

そうよ、私はあなたに会うために生まれてきたの。

恋焦がれたあなたに会うために私は何度足を運んだことでしょう。

いかなご第1便の入荷時間に合わせて殺到していたおばちゃんたちが、激しい争奪戦を繰り広げて去っていった午後の昼下がり・・・

閑散としたスーパーでついにあなたを見つけました。

魚売り場でぼんやり一人佇む私の前に少し早めに入荷した、昼網のあなたが運ばれてきたのです!

200703081317000

値段は1280円とお高めですが、もう私の心に迷いはありません。

そして、背に腹は変えられません

何人足りとも、私たちを引き裂くことはできないのです。

ゲットするのみです。

さあここからが勝負です。

なんと言っても、いかなごは鮮度が命。

水揚げ後4時間以内の調理が望ましいと、明石浦漁協も声を大にして言います。

でも・・・

ちょっとその前に・・・

いかなごはやはり瀬戸内限定の春告げ魚。

他地域の皆さまにも一度ご覧いただきたく、拡大写真をご用意しました。

Ikanago_021_1 大きさは3,5~4,5cmくらい。

くぎ煮には最適です。

おっと、こんなことをしている場合ではありません。

水で洗ったあと、いかなごは急速に劣化が進むと言われます。

Ikanago_025 煮立たせた調味液(しょうゆ、ザラメ、みりん、酒、千切り生姜)の中に急いでいかなごを投入します。

『煮立ったところに、いかなごを一度に入れ、だしが均等に回るように素早く手でかき混ぜる』と兵庫県漁連のレシピにはありますが、そんなことはとてもできません

 

お上品な私はもちろん木べらを使います。

Ikanago_029 次はアルミホイルの落し蓋をして強火で一気に煮立たせ、吹きこぼれない程度の火加減で煮ます。

 

吹きこぼすと、B級品のくぎ煮にしてしまうのでこのとき、お鍋から絶対に目を離さないこと。

 

そしてどんなに愛するいかなご様が気になっても箸でかき回してはいけません。

Ikanago_033

煮汁が減ったら落し蓋を取り、お鍋を時々揺すりながら、弱火で汁気を飛ばします。

Ikanago_035 ザルに上げ、汁気をしっかり切って、冷まします。

Ikanago_041 かんせ~い!

これが瀬戸内のソウルフード、

いかなごのくぎ煮です。

Ikanago_038 ダーリンには申し訳ないけど、ひとり祝杯です。

長かったいかなごジプシー生活に別れを告げた瞬間・・・

ようやく我が家にが来ました^-^

 

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2007年3月 7日 (水)

続 いかなごジプシー

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いかなご争奪戦第2ラウンド。

(いかなご争奪戦第1ラウンドはこちら→『いかなごジプシー』

一番近いスーパーにて。

またしても・・・

200703071442000_1よ、よ、予約ぅ~?

先に言ってくれよ・・・

次は、魚屋。

当然のことながら、ここもなし。

その向かいの別のスーパーには・・・

   ・

   ・

   ・

あ、あ、あ、200703071604000 あったー!!!(@0@)/

なんと!4パックものいかなご様が鎮座されているではないかっ!

やっとめぐり合えたのね~

愛しのいかなご様・・・

このときを待っていたのよ~~~♪

んんっ!? @0@;;

200703071444001 せ、せんっ・・・なな・・・ひゃく・・・

1,700円!!!

いかなご1キロ1,700円!?

(ちなみに通常、いかなごの相場は8~900円前後だ。)

うっそ~!?

か、買えません・・・(T-T)

   ・

   ・

   ・

またしても、撃沈・・・

無念です。

 

<本日のイカナゴ速報> (兵庫県漁連HPより)

天気・海況  : 晴れ

漁模様    : 大阪湾少量、漁獲量は極少量

新子のサイズ: 3.5~4.0cm

くぎ煮の適正: 適

『全域出漁しましたが、イカナゴ漁不良です。

2日間の大風でどこかへ行ってしまったのか?

 

どこかへ行ってしまったのか?って・・・

なんで疑問形やねん・・・

 

そんなこと知るわきゃないだろっ!

私に聞くなーっ!!!

 

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2007年3月 6日 (火)

いかなごジプシー

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ちまたでは、暖冬の影響でいかなごの生育が思いのほか早いとの噂でもちきり。

もういい加減、いかなごを炊かなくてはと気持ちばかりが焦るのだ。

(明石のいかなごフィーバーぶりについての記事はこちら

今朝、何気なく新聞の折り込みチラシを見るとそこにはなんと・・・

Ikanago_004

いかなごが特売!?

1キロ798円だぁ?

10日締切の仕事と確定申告の書類もまだ出来てないけど、まあええわ。

今日炊かずしていつ炊くか!

よし、やるか!

生姜の千切りに、買い置きしていた調味料、母から借りた大鍋。

Ikanago_016 そして、出来たいかなごを入れる『いかなごパック』も。

Ikanago_002 準備万全。

あとは肝心のいかなごをゲットするのみ。

ここらのいかなごの第1便の入荷時間は午前11時頃。

狙った時間に合わせ、いかなごのノボリはためく一番近くのスーパーへ。

Ikanago_005  

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

いざ、魚売り場へ!

あれ???魚売り場に生いかなごは皆無・・・

ひょっとして、もう売り切れ!?

しまったあ(>o<)

甘かったか・・・

いや、まだ諦めないぞっ!お次は魚屋だ!

ここもおばちゃん、並んでないやん・・・

その向かいの別のスーパーはどうだ!

魚売り場の前に4~5人のおばちゃんがたむろしているではないか!

ひょっとして入荷待ち!?

「いかなごねぇ・・・」

なに!?いかなごはなんなのっ!?(耳ダンボ)

もうすぐ入荷するんかっ!?

「私は山椒で炊くのが好きなんよ。」

「いやいや、鷹の爪入れるとおいしいで。」

単なるいかなご談義に花を咲かせていただけだった・・・

そこへ魚売り場のお兄ちゃんが通りかかる。

一人のおばちゃんが「なぁ、いかなご、まだなん?」

「今日は入らないみたいですわ」

「ええっ!今日はしけなんか。」どよめく、おばちゃんたち。

「ほな、また明日来よか、なっ!」

「そやね。じゃあ、また明日。」

いかなご待ちのおばちゃんグループは強制解散。

うそ~、なんでっ!?こんなにいい天気なのに!

昼からは入るはずだよ、絶対。

こうなったらいかなご漁船を肉眼で確認してやるぜっ。

海岸に降り立つが、あっち見ても・・・

Ikanago_008

 こっちみても・・・

Ikanago_009 いかなご漁船は皆無・・・

天気は良いが、どうやら海は強風で、思いのほか波が高いようだ。

うううっ・・・『休漁』の二文字が頭をよぎる・・・

帰り際、最初に行ったスーパーの前を通りかかったら・・・

200703061321000 遅いんだよ・・・

しょうがない、夕飯の買出しでもしておこうかな。

スーパーのレジのところでこんなものを見つけた。

Ikanago_011イカナゴの新子ちゃん』に『イカナゴの新平くん』。

ついにいかなごキャラクターまで登場だ。

ふと裏を向けると・・・

なんだっ、これは!!!

Ikanago_014 『イカナゴ速報』だぁ!?

ラジオにイカナゴ新子情報HPまで!

イカナゴ新子情報を見てみる。)

『西風強く、播磨灘は休漁大阪湾側も強風のため、9時には帰港。

本日のイカナゴ漁は、ほぼ休漁状態です

   ・

   ・

   ・

撃沈・・・

惨敗です(ToT)

バカヤロー!!!

このテンションの持って行き場はどこに~

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2007年3月 1日 (木)

本日解禁日!

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本日(2月28日)は記念すべき2007年いかなご漁解禁日。

いかなごは瀬戸内に春を告げる魚。

(→いかなご漁の動画を見る

旬の魚いかなごを、この辺りでは醤油やザラメ、生姜とともに甘辛く煮詰めて佃煮にする。

この佃煮、さながら錆びて折れ曲がった古釘のように見えるため、くぎ煮と命名されたそうだ。

いかなごのシーズンが到来すると、この辺りの主婦はまるで盆と正月が一緒に来たかのような忙しさ。

いかなごのくぎ煮作りは一大イベントなのである。

解禁日前から、いかなご商戦の火蓋は切って落とされているのだ。

解禁日を前にして、早くもスーパーではくぎ煮保存用のプラスチック容器が山積み、メインの売り場にもくぎ煮コーナーが現れ、醤油やザラメ、みりんや生姜などの調味料が所狭しと並ぶのだ。

郵便局にはいかなごゆうパック、一方、クロネコヤマトにはいかなご宅急便という兵庫県限定のサービスも登場し、店頭で「いかなご」のノボリがこれでもかとはためき始めたら、両者はすでに臨戦態勢

郵便局ではEXPACK500を1個買うごとにいかなごパックがおまけで付くサービスが登場。いかなごシールまで用意してあるのにびっくり@o@

対するクロネコヤマトは10個送ると11個目が無料になるいかなご回数券で応戦する。イラスト入りのいかなご仕様の伝票にびっくり@o@

そしてついに迎えた解禁日。

この日を皮切りに、魚売り場の前には連日昼網の入荷を待つ、気の早いおばちゃんたちが群れをなし、店は妙な熱気に包まれる。

そして、スーパーでは、いつの間にか『いかなごGO!GO!』なるBGMがエンドレスで流れ出す。

(→『いかなごGO!GO!』を聞いてみる

鮮度が命のいかなごを数キロ単位で買っていくおばちゃんたちがダッシュで去った後は、町中のあちこちの台所からいかなごを炊く甘辛い匂いが漂い始めるのだ。

しかし、いかなご調達のタイミングがこれまた難しい。

この甘辛い匂いを嗅ぐと何故か気が急かされるように感じるから不思議だ。

匂いの誘惑に負けまいと程よいタイミングを見計らう。

誘惑に負け、解禁日間もない極小いかなごにうかつに手を出すと、煮崩してボロボロにしてしまうか、くっついて団子状にしてしまう。

いずれにせよ『くぎ煮』とは程遠いシロモノにしてしまうのがオチである。

解禁日すぐの極小のいかなごでくぎ煮を作るというのは達人技なのだ。

そうかといって、のんびり構えているといつの間にか水温が上昇し、ある日突然いかなごは巨大化する。

魚売り場で巨大いかなごと出合ったが最後、どんなに悔やんでもそれはもう後の祭り なのだ。

泣く泣く苦味が出はじめた、巨大いかなごを炊くしか残された道はない。

お次はご近所・親戚くぎ煮交換会だ。

同じ調味料を使って炊いたくぎ煮も家庭によって微妙に味が違う。

おすそ分けと称して、向こう三軒両隣、親戚ご近所会う人会う人に配り歩いているおばちゃんも多数生息する。

おすそ分けをもらったら、当然「必殺!くぎ煮返し」で応酬だ。

このとき、「おたく、(くぎ煮を)何キロ炊いたん?」「うちは10キロ炊いたで。」「まだまだやな。うちは20キロや。」というような会話が挨拶代わりに交わされ、否が応でもくぎ煮熱はヒートアップする。

もちろん、おすそ分け交戦の水面下では「見てみ。うちのくぎ煮が一番旨いやろ。」という無言の熱いバトルが繰り広げられているのだ。

ひとしきり、おすそ分けくぎ煮バトルが終了すると、次はできたくぎ煮を地方の親戚や知人に送ろうとおばちゃんたちは宅配便受付窓口や郵便局に殺到する。

いくつもの包みを抱えたおばちゃんが窓口に長蛇の列を成し、くぎ煮の入った小包がカウンターに山積みされる。

こうして神戸・明石のいかなごが全国各地に放たれるのである。

1ヶ月間ひたすらくぎ煮の匂いを至るところで嗅ぎ続け、嗅覚は麻痺

大音量の『いかなごGO!GO!』をスーパーで耳にした日にゃ、家に帰っても幻聴が頭の中でエンドレス。

ついには家事をしながら子どもと一緒に、

「人生晴れたり曇ったり うまくいかない時もある
シケのあとには大漁だ くぎ煮ダンスで踊りましょう♪
喜びしっかりかみしめて ご近所さんにもおすそわけ

たべてもいいかな いいかなGo (GoGo)
おどってもいいかな いいかなGo (GoGo)」

と歌って踊っている自分に気づき愕然となるのである。

早春の明石はいかなごがアツイ!!!

寝ても冷めても、いかなご尽くしのこの光景。

一見の価値ありですよ。

どうぞ明石にお越しあれ。

さて、今年のいかなごフィーバーぶりはいかに?

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